感動受注経営学校

第45回 嘆くのではなく、チャンスを見出す

2007年01月30日

広告宣伝から店頭の陳列に至るまで、明確なコンセプトの下、一貫して取り組まれていると、気持ちがいいですね。ですが、小売店でコンセプトに反する売り方をされると、すべてがぶち壊しになります。

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   店頭構築を請け負う新会社設立 日経流通新聞2007.01.22より

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◆経営者がコンサルタントを雇うのに躊躇するケースがいくつかある。その一つは、社内に「受け皿」がないということだ。この理由で契約締結に至らなかったことは、何度もある。

◆コンサルタントを雇う以上、コンサルタントに課される「宿題」をこなす必要がある。従来と同じことをやっていたのでは、成果を上げることはできないからだ。

◆しかし、日常業務をこなすのに追われていると、それら「宿題」に対応できない。せっかく指導を受けても、やりこなせないという状態を、「受け皿がない」と称するわけだ。

◆どんなに良い提案をしても、実行されなければ成果は出ない。コンサルタントならずとも、何かを指導する立場になれば、そのような状態にやきもきする経験を持つものだ。

◆22日付けの日経流通新聞MJに、「日用雑貨卸最大手のあらたが卸売業の“付加価値化”に挑もうとしている」という記事が掲載されている。

◆「昨年11月に電通などと販促支援会社を設けたのに続き、4月には売り場作りを手掛ける子会社も設立する」という。電通子会社の役員によれば、「いくら効果的な提案をしても店頭での実現率が低い」のだという。

◆提案の「受け皿」がないというわけだ。そこであらたが取り組もうとしているのは、実際の店頭構築を請け負う企業だ。「定期的に小売店を訪問し、POPの取り付けや商品陳列など」を担当する。

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   嘆くのではなく、チャンスを見出す

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●あらたが4月に設立するのは、インストアマーケティングという名の店頭管理専門会社。背景としては、「小売価格の低迷などで日雑卸を取り巻く環境は厳しい」ことがある。

●目指すのは、「新会社を通じて提案力を高め、価格だけに頼らない『次世代型卸商社』への脱皮」だという。今風の表現で言えば、「Web2.0」ならぬ「卸商社2.0」といったところか。

●電通と組むことで実現しようとしているのは、「テレビCMからキャンペーン企画、売り場構築まで」を“ワンストップ化”することだという。

●優れた提案をしても、「受け皿」がなければ実現しない。テレビCMから始まるマーケティング構想を描き、企画化しても、末端の売り場まで一貫していなければ、思うような成果にはつながらない。

●取引相手に「受け皿」がないことを嘆くよりも、自分で「受け皿」を用意してあげることだ。記事によれば、「店頭構築までに一貫性」が重要だと知りつつも、「現実には人手などの問題でメーカーや小売りでは実現できないケースが多」いという。

●コンサルタントでも、クライアントに「受け皿」がないのなら、必要な業務の代行、さらには人材紹介や派遣にまで手を広げるケースがある。

●見習うべきは、せっかく提案しても実行・実現してもらえないと嘆くのではなく、そこにビジネスチャンスや差別化要因を見出すことだ。

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   教   訓

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貴社では、取引相手の実行力や取り組みの甘さに、不平不満を感じてはいないだろうか。もしそうなら、むしろそこにビジネスチャンスがあると考えよう。相手も困っているのだから、必ずそこにはニーズがあるのだ。

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