第39回 地価高騰住宅難がくるのか

都心の地価が値上がりしている。
都市部の地価上昇は加速されるのか。私はそうは思わない。
地価がファンドマネーなどの流入によってミニバブルの様相を呈していることは確かだ。お金は確か
に余っている。現在再開発などでマーケットに出てきた土地に余ったお金が殺到して地価は値上がり
している。だが間もなく、今ある土地は全部出てしまってまた値下りする。しかも、まだまだ土地には
出てくる要因がある。先祖代々の土地に拘泥する人が減ってきて、条件次第で土地を手放す人が増
えていること、容積率アップと道路巾による容積制限の緩和と建築の許認可のスピードアップがその
理由である。
こうした結果、不動産の値段はまもなく上がらなくなる。
都市整備機構〈旧住宅公団〉も昔買い取った土地を手放し始めている。結構良い土地が数多くある。
臨海エリア河川敷の一等地を国交省が手放そうとしている。江戸川両岸の河川敷だけで40万戸の住
宅が出来る。河川敷堤防決壊の責任は自己責任と言うことにして、国はその責任を取らなければ良い。
何でも国や自治体が責任を取るのは誤りである。買う方はリスクが厭なら保険に入れば良い。金融機
関も保険を掛けて保証するようにすべきだ。
土地の供給はまだまだ無限と言って良い程ある。そして土地は決して値上がりし続けはしない。
日本人の今の資産、収入でもっと快適な住環境は容易に手に入るのだ。法律で一つ、規制緩和で世
の中は変わる。世の中が良くなるようにマクロでロングスパンでものを見て頭を使えば良いのである。
代表取締役所長 山本富士雄
経 歴:1959年3月~1972年11月
(株)三座建築事務所大阪支社及び東京本社にて、集合住宅、電話局、病院、オフィス
ビル、個人住宅等の設計監理に携わる
1972年11月 山本富士雄設計事務所設立
1979年9月 株式会社に組織変更し、代表取締役所長として現在に至る
社会活動:〔社)日本建築家協会関東甲信越支部西東京地域会会長として、2001年4月より2
003年3月まで、西東京地域の住民を対象に「グリーンモール運動」等の活動を行った
(現在副会長)
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