皆さんも経験したことがあると思いますが、現在の建設業界は、いくら、努力しても越せない壁があることを。優れた業者が評価されなくて建設業界がだめになる!" />

チャレンジ業者

第2回 建設業のビジネスマッチングサイト

2005年08月17日

第2回目は、自社のチャレンジを広く知っていただくために、「プロネットワーク」の紹介です。

 皆さんも経験したことがあると思いますが、現在の建設業界は、いくら、努力しても越せない壁があることを。
 建設業界を大きく分類すると、発注者(建築主)・設計事務所・総合建設会社・専門工事会社・建築機器メーカー・資材メーカーで構成されています。近年では、米国型建設手法のCMという職種も増えています。
 私が経験した建設業界の中で今後、発展の妨げになると思われる内容を挙げてみました。もちろん、すべてがこの通りとは限らず、違うものもあると思います。

●発注者(建築主)の問題点
・坪○○万円とひと括りで評価し、何千万円、何億円と払うのに「坪○○万円ならよし」という決定をしがちである。
・設計監理料を認めたがらない風潮がある

●設計事務所の問題点
・設計監理料が総工事費の○○%と決めた結果、総工事費と連動している為、安い設計をすると設計監理料も減るコスト構造の場合が多い。
・建築主に設計報酬料が認められないケースがあるため、特定の建設業者に誘導してバックマージンを受けるケースもある。
・発注を前提として、無償設計協力を総合建設会社や設備会社・メーカーに要請することがある。
・デザインを重視するあまり、機能性と経済性とライフサイクルコストに欠けるケースもある。

●総合建設会社の問題点
・談合を生き残る手段として当然とし、人脈などのしがらみから抜け切れず、競争を避ける風潮が根強く残っている。
・系列の専門工事会社の見積もりに自社の利益を上乗せして提出するので、本当の原価を把握していない場合が多い。
・受注環境の厳しさを理由に専門工事会社を価格のみで判断する場合が多い。また、自社の利益を優先するあまり、価格以外で評価する事が少ない。
・継続的な受発注関係から専門工事会社にバックマージンを要求するケースもある。

●専門工事会社の問題点
・元請下請の関係から本来は同等の立場でなければならないのに、下請専門工事会社は継続的受注を確保するために受け身の姿勢とる依存体質の傾向が強い。
・系列化、組織化されているため、同業他社縄張りを重視し共存共栄の道を選ぶケースが多い。結果として、競争が生まれず技術力の発展が乏しいため、どこに頼んでも同じ状況を作ってしまい、価格のみの選別になりやすい傾向にある。
・厳しい受注環境からコストと元請に気を使って施工するケースが多い。施主の視点や将来のメンテナンス・保証に目が向かないケースもある。

●メーカーの問題
・メーカーから提示される「仕切値」により、専門工事会社の見積もりが決められ、メーカーによる価格調整が行なわれるケースもある。

という感じで各層にいろいろな思惑や考えがあり、結果として「あれも含み、これも含み」で結局、一式○○○○万円という表現になり、不透明なコスト構造になるケースが多い。そのしわ寄せがどこへ行くかというと、専門工事会社に向かい結局「素人の建築主に戻り、建物にすべて集約」されてしまうと思います。
 建設業界は、複雑に絡みすぎて他産業とはまったく違う側面を持っています。


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 私は工事管理をしている中、一度一緒に建設工事に携わった会社とは、なるべく次はやらないようにしてきました。そんな中でよく発見した事が、「こんな近くに安全意識も高く、技術に優れた企業があったとは・・」まさに「灯台下暗し」でした。しかし、大多数が上記のような理由からか、わかりませんが、安全意識高くて技術があっても、まずは既存の取引関係を優先するケースが多い。いくら、努力しても越せない壁があり、努力している企業が認めてもらえない環境があるのが現実です。その中で、今回の「建設業者のための開かれたネットワークつくり」をすることは、非常に壁が高いことであり、意義のあることだと感じています。系列を壊すことを夢見ているわけではありません。建設業の複雑な環境から技術だけでは食えない現実があるから。ただ、努力しても越せない壁を越したいだけです。産業構造を変えたいと思っています。
 インターネットの世界なら取引のなかった地域や異業種からも受注できるチャンスを増やすことができる。発注者の選択肢として、設計事務所も自由、総合施工会社も自由、専門工事会社。材料も資材も自由に選択できる。価格競争でなく、発注者のためにどれだけの付加価値を提供できるか、本当の意味でのパートナーを見つけ得意分野を生かした自由な競争環境を提供できるのではないかと感じています。ただ、地元の工事が他の地域や異業種に取られる可能性があるので地元団体や系列団体は反対するでしょう。だから、業種に関係なく意欲のある経営者だけを集めないと意味がありません。そして、チャンスを生かすには、中途半端な情報公開は信用をなくすだけだと感じています。

 現在、建設業に携わっている経営者の方で子供に後を継がせたいと思っている人が何人いるでしょうか。設計士・施工管理者・専門技術者・職人・メーカー担当者。どの建設産業技術者の育成にも、時間が掛かります。長期的な視点に立って、建設産業に希望と夢を持たせ成長し自立できる環境が必要だと考えます。建設産業の新しい可能性も求めて、
「努力し伸びようとしている建設業者」を応援します。そして、情報公開し情報を共有することで異業種連携や高付加価値・差別化することで競争力を高めましょう。
そして、新規取引先や新しい協力関係を作りましょう!

『建設業のビジネスマッチングサイト』に皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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